私が調べたカーボンニュートラルへ動いている自動車レース!!

2030年代からカーボンニュートラル新時代になると言われていて、カーボンニュートラルになれば基本的に自動車のエネルギーは基本水素と電気を中心に考えなければならないです。

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カーボンニュートラルに対応に向けてFIAがプレゼンに使用した予定の工程資料。

今は多様な動力とシステムと組み合わせの時代

今は色々な方式が乱立している状態です。色々な組み合わせで行われているレース、①ガソリン又はディーゼルエンジンの使用のみのレース、②ガソリンエンジンに必ずハイブリッドシステムを搭載しないとダメなレース、③ガソリン又はディーゼルエンジンにハイブリッドシステムを搭載して一部のマシンが参戦しているレース、④完全にガソリン又はディーゼルエンジン使用しない電気エネルギーを使用したレースの計4つの組み合わせが存在をしています。カーボンニュートラルの時代に突入になると、4つ組み合わせの中で、①のレースはこのままでは完全に継続が危うくなります。③のレースは②のレースと同じく規則によって水素で造られた新しいシステム又はハイブリッドシステムを搭載してエンジンを小さくしてレースを継続する必要があります。一番カーボンニュートラルの時代に適しているレースは②のレースと④のレースが今の規則の状態であっても継続が可能だと思います。

ハイパーカークラスに来季参戦を行うプジョーの内部システムの解説。

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各レース運営者は2030年へ向けて動きをしています。

 各レースでは、カーボンニュートラルへ対応を行う動きが各レースで活発化をしています。今検討中の状態は日本ではスーパーGTは近い将来に、GT500クラスへハイブリッドシステムを搭載する為に共通パーツとして供給を検討しています。スーパーフォーミュラーはエンジンを今より小さくしてスーパーGT同様にハイブリッドシステムを搭載する為に共通パーツとして供給を検討しています。現在進んでいるスーパー耐久レースでは今年の富士24時間耐久レースでトヨタが新型のヤリスをベースにして水素マシンを作り参戦を致しましたが、しかし資金面の課題から当面の期間は別にエコカー専用のクラスを設定して対応を検討の予定です。

右側がスーパー耐久の富士24時間に参戦を行った。左側は内部システムの解説。

年間通し耐久レースのWEC世界耐久選手権で水素システムの導入へ

一方で実車(マシン)製造を行いテストなどが既に行われているレースがあります。それはWEC世界耐久選手権ではLMP3のプロトタイプマシンをベースにして水素モーターと水素エネルギー使用したマシンが2024年からル・マン24時間レースへ導入に向けて既に走り始めています。当面の間は別のクラスとしてレース運営が行われて、技術が確立されれば通常クラスへ導入をすると言う考えで進めて行きます。近い将来に水素モーターと水素エネルギーを搭載したハイパーカークラスレベルのマシンが争い24時間を戦い抜き総合優勝する日が来る事が楽しみですね。

波乱があったが電気システムを採用へ

ドイツのDTMドイツ・ツーリングカー選手権では、従来のエンジンにハイブリッドシステムを搭載する方式は採用せずに完全な電動化を行う為に電気自動車を採用して2020年の最終戦ホッケンハイムの会場で2021年以降の将来に向けたプレゼンテーションで完全電動のレーシングカーを2023年の導入を目指し、デモカー『Eカー』のお披露目を果たして、その後はテストを重ねって行っています。因みデモカー『Eカー』は、DTMを運営するITRとイノベーションパートナーであるシェフラーが緊密に協力して作り上げたマシンで、1,000馬力超の出力を誇り「F1に匹敵する」性能を有しています。

2020年まで使用されていたマシンよりは小ぶりになった感じに見える。

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最高峰のF1は空力(ダウンホース)の力に力を注ぐ&ハイブリッドシステムのパワーを見直す!!

 最高峰のF1は空力の力に力を注ぎエンジンを今よりも小さくしてパワーダウンさせて、空力(ダウンホース)を見直しハイブリッドシステムのパワーを大きくしてエンジンが小さくなって無くなったパワーを補う考えです。

来季のマシンは空力が見直されたがエンジンは引き続き現行型のバージョンアップを行う。

既に先を進んでいるがもっと先の先へ進んで行く有名なレース…

既に電気システムのみを採用しているフォーミュラーEでも電気システム更にバージョンアップを行い少しでもスピード域をF1へ近づける取り組みが行われています。

フォーミュラーEの内部構造画像(後方から)

既に先を進んで行くために生まれようとしているレース

 そのレースとは、FIA国際自動車連盟がGT3車両をベースにして新たに創設を目指している『電動GT選手権』です。何とFIAがリリースしたステートメントによれば、すでにグローバルでGT3規定モデルを展開するマニュファクチャラーは、既存レースカーの「アーキテクチャーと特定の設計要素」を活用し、その骨格とベースシャシーを利用して「電動モデルに改軌変換」できる、コンバートキット案の展開も見込まれているという。この新規定に則したすべての車両は、現在のGT3規則よりパワーは減り、重さがやや重たくなり、最大出力430kW(約577PS)、最低重量は14901530kgの範囲に収められています。

右は現行型のGT3、左は電気システムのGT3


調べて感じた事・・・・

 近い将来電動化が進み従来のエンジン搭載を行わないレースやマシンが増えるとエンジン音が無くなりブレーキ、タイヤの滑る時のスキール音、風切り温、チームとって最悪なクラッシュ音しか無くなりエンジン音が無い寂しいレースが多くなります。そんな私ですが、カーボンニュートラルに対応した新たな技術のレースマシンは見てみたいと思っています。